人事ブログ

“上座”、“下座”って何?

こんにちは。

 

田村です。

毎回ブログをお読み頂いている方も初めての方も、

閲覧誠にありがとうございます。

 

私がmihakuに入社し、店舗で働く上で意識する様になった事はたくさんあります。

例えば、言葉遣いであったり歩き方扉の開け閉めの所作などが挙げられますが、

その中でも上座下座の席順もその1つに挙げられます。

_MG_0059.jpg

社会人になるとそういった場面に遭遇する事は多々ございますが、

お店自体がこれまで何度かお伝えさせて頂きました様に

接待でのご利用が大変多いため、

ご来店されるお客様もこちら側もお席やご提供順については特に気にかけます。

 

目上の人やお客様が座る席を上座(かみざ)

目下の人や接待する側が座る席を下座(しもざ)といいます。 

ですので特に上座のお客様に配慮を忘れる事なく接客致します。

お部屋の出入り口から近いお席が下座、逆に離れたお席が上座、上座の方がより安全で心地良い席です。

 

普段お店では、ご予約のお電話の際にご来店のご利用目的をお伺いし、

ご接待だとお伝えがあった場合には上座(ゲスト)側が何名様の予定かを事前に確認致します。

 

例えば7名様のお席であれば上座側は3名と4名のどちらなのか、

6名の場合は3名様ずつなのか2名と4名なのか等といった事です。

それを予約台帳に入力し、当日は上座側の席をその人数でご用意します。

上座と下座は大変重要なマナーでこれを間違えたり、怠ると、

お客様を大いに怒らせてしまう事にも繋がるのです。

 

上下(かみしも)という言葉は、接客中もスタッフ同士の会話や指示で頻繁に飛び交う言葉です。

 

例を挙げますと、お客様が皆様お酒を飲まれる中で1名様のみ

烏龍茶のご注文を受けたとします。

同じスタッフがお運びするとは限りませんので、

ご注文を受けた人はその際に「上中が烏龍茶です。」と

一言でも情報共有をするだけで、スムーズにそれぞれのお席へお運びできますよね。

 

また上座の中でも3名様の場合、

最も奥のお席を「上上(かみかみ)」

上座列の中央を「上中(かみなか)」、

上座列の1番手前を「上下(かみしも)」といい、

反対側の下座の1番奥のお席を「下上(しもかみ)」

下座列の中央を「下中(しもなか)」、

下座列の1番手前を「下下(しもしも)」と呼んでいます。

非常によく使う言葉です。

 

下下のお席には幹事さん(予約者)が座る事がほとんどです。

基本的なマナーはありますが、

例外として絵画のよく見えるお席や眺めの良い窓の見える席を上座側

する場合もあります。

_MG_0173.jpg

 

ですので決して「こうしなければいけない」というものではなく、

状況に応じて臨機応変に「崩す」必要性も場合によってはあります。

「大切なことは型ではなく、相手を思いやって行動する。」

という事なのではないでしょうか。

いずれにしろ根底にあるのは【おもてなし】の心ですね!

_MG_0245.jpg

 

今回は少し堅苦しいお話になってしまったかもしれませんが、

当社で接客する上ではとても重要なポイントですよ。

とはいえ、社員さん、パートナー(アルバイト)ともに、

働く中で身についていきますので、ご安心くださいね。

 

 

 

ちなみに下の写真は、先日の当店でのパートナー懇親会の様子です。

みんな気を遣ってくれたのか下座側に座り、

ちょっと不思議な事になっていますね。

相談したわけでもないのに、見事に上座から入社順の並びなのです!

これには私も笑ってしまい、

部屋に入る時、面白くて思わず撮ってしまいました。。笑

つまり何をお伝えしたいかと言いますと、

大学生のパートナーさんでも自然と身についているという事です。

IMG_2890.jpg

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この懇親会の模様はこちらです。

https://kyujin.hyoki.jp/blog/1203/

ご興味あればぜひ覗いてみてくださいね。

瓢嘻 八重洲店 若女将

田村