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京都の秋は魅力がいっぱい!
こんにちは。瓢斗 京都店の和田です。
近頃は少しずつ涼しくなってきましたね。暑さが遠のき、秋の気配が近づいてまいりました。というわけで、今回は京都生まれ京都育ち、根っからの京都人である私が、京都の秋についてご紹介したいと思います!
秋の京都といえば、なんと言っても「時代祭」です!
皆さま、ご存知ですか?時代祭とは、京都三大祭の一つであり、京都市左京区にある平安神宮のお祭りです。毎年10月22日に約2000人で構成される行列が、京都御苑から平安神宮まで、京の街中を練り歩きます。
特徴は、祭りの名前通り、参列者が様々な時代の人々の恰好に扮しているという所です。
行列は祭創設の時期である明治維新から始まり、江戸時代、安土桃山時代、平安京遷都の時代の延暦時代とどんどん時代を遡っていきます。
また、行列には歴史上の有名人が沢山登場します。清少納言や紫式部、坂本龍馬まで登場するのですが、私のお気に入りは、安土桃山時代の織田信長の行列です!
甲冑を身にまとい、馬にまたがる信長公は威厳に満ちていてかっこいいのです。
さらに、時代祭と同時に開催されるのが、京都三大奇祭の一つ、「鞍馬の火祭」です。
こちらは時代祭と同日の夜から始まります。鞍馬山の中にある由岐神社のお祭りで、松明を持った人々が鞍馬山を練り歩きます。
松明は子供が持てるものから、何人もの大人が担ぎあげる大きなものまで様々で、参加者はみな汗だくになりながら「サイレイ・サイリョウ」と掛け声をして囃し立てます。
煌びやかではんなりした昼の京都は一変、熱く激しい夜の一面を見せるのです。
ちなみに、鞍馬山には古くから天狗が住むとされています。大河ドラマなどで有名な源義経も、幼少期に鞍馬の寺に預けられた際、鞍馬天狗から剣術を習ったと言われています。
人々が炎で赤く照らされる火祭の夜。もしかしたら鞍馬天狗もこっそり参加しているのかもしれません。
秋と言えば、外せないのが紅葉です。京都は紅葉が映える場所が沢山あります!
嵐山や永観堂などは、全国的にも有名な紅葉のスポットですが、私のオススメはずばり、叡山電車のもみじのトンネルです!
叡山電車は出町柳駅から鞍馬駅を結ぶローカル電車で、片道30分ほどの小さな路線です。
このなかの市原駅~二ノ瀬駅間に約280本の紅葉の木が並ぶ線路があります。
電車に覆いかぶさるようにそびえる木々は、夏は青くさわやかに、冬は銀色の雪景色、そして秋には燃えるような美しい紅葉で彩られるのです。叡山電車には展望車両もあり、ゆっくりと景色を楽しむこともできます。紅葉は、秋の京都に欠かせないアイテムなのです♪
秋に限らず、京都には特徴的な食材がありますが、食欲の秋にも美味しい食材が沢山あります。
京都府の北部、丹後地方は松茸や栗、黒枝豆などの名産地です。特に松茸は京都府をあげて松林の環境整備を行っています。荒れた松林には良質な松茸は生えてこないそうです。
京都の食卓では海老芋や金時人参、聖護院かぶらなどの京野菜が並びます。
金時人参の入ったかす汁は私の母の自慢の手料理です。聖護院かぶらは「炊いたん」に。海老芋は火を通すとホクホクとした食感になるので揚物にします。
こうして温かいお料理を楽しみながら、底冷えのする寒い冬に備えるのです。
さて、様々な京都の秋をお伝えしてきましたが、いかがでしたか?
京都の秋の魅力はまだまだ沢山あります!実際に見て聞いて、体験してみるのはいかがでしょうか?
お鍋も美味しい時期になって参ります。瓢斗 京都店、従業員一同皆さまのご来店を心よりお待ち申し上げております♪
京都 瓢斗店 和田