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本当は怖い!? スピリチュアルな京都の魅力
こんにちは!京都 瓢斗店 和田です。
今回は、京都のスピリチュアルな陰陽事情についてご紹介したいと思います!
ご存知の通り京都の歴史は古く、794年に平安京に遷都されてから1000年以上、様々な出来事が京の都で起こりました。
多くの人が集まり、また多くの不可解な事件も起こりました。
そこで朝廷は陰陽師という、陰陽道に基づき占星術や呪術を行う人々に政治の一部を託したのです。陰陽師は平安京のなかでも高い地位にいました。それほど、京の町では不思議なことが起こっていたのでしょうか……。というわけで今回は、いつもと雰囲気を変えて神秘的な京都の魅力をお送り致します!
実は京都はあの世に繋がっていると考えられてきました。
京都には洛中、洛外という街の呼び方があります。
本来は平安京の都の範囲を表したものでしたが、時代が移ろうにつれてその境界は曖昧になっていきました。
現在では北大路通りより南、九条通りより北、西大路通りより東、東大路通りより西が洛中であるという考え方が一般的なようです。この範囲外の事を「洛外」や「洛北、洛南」などと呼ぶことがあります。
平安の昔、洛中はこの世で人が住まう場所だと考えられてきました。
そして洛外。都から一歩外に踏み出せば、そこはもうあの世。当時は人ならざる者が住む世界と考えられていたのです。その名残は今の京の町にも歴史的建造物として残っています。
現在の千本通りはかつての都の最西だったため、千本鞍馬口には千本えんま堂という閻魔大王を祀ったお寺があります。千本えんま堂より西は、あの世であると考えられていたため、入り口には死者を裁く閻魔大王を置いていたのです。
東には六道の辻と呼ばれる場所があり、あの世とこの世の分かれ道とされていました。近くには六道珍皇寺というお寺があり、ここは小野篁(おののたかむら)という人物が、あの世へ通ったとされる井戸があります。
この井戸はあの世へ通じていて、篁は閻魔大王と交流があったのだとか。今は塞がれていて、あの世へは行くことが出来ないそうです。
また、千本えんま堂と六道珍皇寺はお盆の際に死者を迎える場所としても有名です。ご先祖様をお迎えする鐘をつき、家に連れて帰る「おしょうらいさん」と呼ぶ儀式は京都の人々にとっては定番の行事です。
陰陽道には鬼門を忌み嫌う文化があります。
鬼門は北東の方角にあるとされており、鬼門の角には良くないものが集まると言われています。
そのため、京都では建物の北東には魔除けを象徴する猿の置物をおいたり、北東の角をなくしたりするのです。比叡山延暦寺は京都の鬼門に位置する場所にあり、魔除けの役割をはたしていると言われています。
さらに、京都御苑の猿が辻は有名ですが、実は京都の建物はいたる所に鬼門除けの工夫が凝らされています。街中のあらゆる建物は角が凹んでいたり、盛り塩がしてあったりします。敷地内に石の囲いが敷かれていることもあります。
京都にお越しの際は、鬼門探しの旅をしてみてはいかがでしょうか?
さて、華やかな都の影の部分はいかがでしたか?
今ではどの通りにも街灯がつき観光客で賑わう京都ですが、昔の人々は常にこの世ならざる者の気配を感じながら生活していたのでしょう。
はんなりな京都に飽きてしまった方は、一味違う京の町を楽しんでみるのはいかがですか?散策される際は、ぜひ瓢斗 京都店にもお越しくださいませ♪
瓢斗 京都店 和田