初めて会った相手に与える最初の印象、それが第一印象です。
皆さんはご自分の第一印象について意識したことはことはありますか？
また、それが良いものなのか悪いものなのか考えたことはありますか？
第一印象は、7～8秒で決まると言われています。

ビジネスの場においても相手に与える第一印象はとても大事で、その後の仕事に大なり小なり影響を与えるものです。

果たしてどんな所に気を付けたら良いのでしょうか？今回はその点についてもお話しさせていただきたいと思います。

第一印象が大事な理由

冒頭でもお話ししましたが、人の第一印象とは会って7～8秒くらいで決まると言われています。どんなに素敵な人間性を持っていたとしても、ファーストコンタクトでそこまで相手に伝えるというのは中々難しいということです。逆に言うと内面まで知ってもらうためにはまずは第一印象で良い印象を持ってもらい次に進む必要があります。

心理学の中でポーランドの心理学者「ソロモン・アッシュ」が提唱した「初頭効果」というものがありますが、第一印象がその後の評価や印象に大きな影響を与えるといった内容のものです。
例えば、第一印象が良かった人は、その後何か失敗をしてしまっても評価や好感度が下がりにくく、更には失敗が功を奏して好感度をより上げるきっかけになる場合もあります。逆に第一印象が悪かった人は、その後何か失敗してしまうと「第一印象通り」と思われ、評価や好感度がますます下がってしまいます。

また「メラビアンの法則」というものもあります。メラビアンの法則とは、第一印象を決めるのは、話の内容よりも外見、態度、身振り手振り、声の調子などといった外見的要素であるといったことを提唱しています。逆に言うと外的要素に注意すれば、第一印象を良くすることも出来るということになります。

以上、第一印象の重要性はお分かりいただけたと思いますので、第一印象を味方につけて就職活動での面接や初めて会うお客様へのアピールポイントにしましょう。

第一印象が良い人の特徴

・常に笑顔で口角が上がっている
・落ち着いた話し方＆話をしっかりと聞いてくれる
・声量や話すスピードが程よい
・目を見て話してくれる
・容姿に清潔感がある

どれも当たり前のように見えて、こうして改めて見ると出来ていたのかどうか、自信を持って答えるのは中々難しいですよね。もう少し掘り下げて見ていきましょう。

笑顔

日本人の約7～8割はへの字口だと言われています。意識しないと「怒っている」「不機嫌そう」「声をかけづらい」という印象を与えがちです。意識して笑顔でいるように以下のことを心がけましょう。

・口角を上げる
・目も笑うようにする
・気持ちもプラスに(表情に表れます)
・待機中の表情にも注意

話し方と聞き方＆声量とスピード

お客様に接するときはあくまで相手が主導でなければなりません。お客様がどんなことを求めているのか上手に聞き出して、それに応えてあげる。そのためにはまず相手を優先するスタンスで話を聞くことが大事です。相手が話しやすいスピード感や受け入れやすい声量も意識しましょう。

清潔感

表情や態度と同じくらい大事なことは身なりです。一番最初に目に入る箇所ですね。整った髪また落ち着いた髪色、長すぎない爪、しっかりとアイロンがけされたシャツ、女性なら濃すぎないナチュラルメイク、男性ならしっかりと剃られた髭、などです。どんなに笑顔で話しやすい態度で接したとしても、それ以前に不潔な印象を持たれてしまっては挽回は中々難しいポイントでもあると思いますので、身なりには十二分に気を使いましょう。

日々色々な人と会う機会があるわけですし、以上のポイントを日頃から心がけるに越したことはありません。でも常に気を張っているのは中々難しいものですね。まずは仕事モードとして、いつでもスイッチを入れられるように、どこをどのように意識したら良いのか、今回の記事を参考に今一度考えなおす機会になれれば幸いです。