京都店の料理長が活けた桜が、一足先に咲き始めました。店内はぽかぽかですが、外の寒さもようやく和らぎはじめました。春ですね～。

当社では入社式が行われ、新たな仲間を迎えた所です。新入社員諸君！一緒に頑張りましょう！

今回は「人は仕事で磨かれる」という題ですが、結構良く聞く言葉です。

ただ、その意味をちゃんと理解していない人がたくさんいるような気がします・・・

仕事をするというより、習い事のように当社で勉強したいと面接に来る人が実は多いんです。アルバイトだけでなく、社員の面接でもいらっしゃいます。

「マナーを覚えたい」「所作がきれいになりたい」という人。大変申し訳ないのですが、たくさんスクールがあるので、そちらへ入会することをお勧めします！

残念ながら、このような気持では、仕事を通じても絶対に磨かれません。

私は仕事を通じて磨くのは、まず「心」だと思っております。

マナーや所作は技術でしかありません。

心が無い人がマナーや所作を身に着けたところで、相手や周りには伝わらないものです。

ではどうやれば磨かれるのか？

「仕事が理不尽な時」

「思い通りにいかない時」

こんな時に磨かれると思います。相手の気持ちがわかる。心が練られる。肝が据わる。器が大きくなる。という成長です。

思い通りにいかないという事は、自分を変えていかないといけません。

変わるという事は、成長するという事と考えていますが、自分を変えるのは並大抵の精神力では難しいものです。

すぐ楽な方へ行ってしまいますよね。心が折れてしまって！私もそうです。そして自己嫌悪・・・・

でも仕事は逃げさせてくれません。周りの仲間が頑張っているし、自分も燃えてきます！

難しい仕事に立ち向かい、努力し、仲間と協力し、理不尽な事を乗り切ったりするわけです。

そこには心に痛みを感じる事がたくさんあります。でもそこには心が磨かれる、つまり成長があるのです。

今回のブログで言いたいのは、仕事が辛いのではないという事。

自分を成長させているから、その為に辛く感じると思っています。

ベテランは新入社員の仕事やっても何も辛くないですよ。倍以上のスピードでやってしまうと思います。

仕事をこんな風にとらえる事ができれば、自分にとって与えられる仕事はすべてが、自分の成長の為の先生ですね。

新入社員の皆さん。仕事を通じて大いに心を成長させてください！！

株式会社mihaku　代表取締役　社長　中嶋一生